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【潜入調査】ベトナム人技能実習生はなぜ日本に来るのか?日本で働く理由とは?送り出し機関で見たベトナム人実習生の性格や実態

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(株)Joh Abroadの福澤譲です。

今回は技能実習生の送り出し機関の実地調査からレポートをお送りします。

 

技能実習制度における監理団体の新米理事長でもある私がベトナム人技能実習生の養成所であるベトナム送り出し機関の日本語教育センターに2022年5月16日~19日まで実地調査を兼ねて視察をしてきました。

そこで見たベトナム人(技能実習生)の性格・特徴を感想を交えながら述べていきます。

 

ベトナム人技能実習生はなぜ日本に来るのか?

そもそも、ベトナム人技能実習生はなぜ日本にくるのか?それは「お金を稼ぐ」ことです。ベトナムは年々発展しているとはいえ、IMFの2022年4月20日の最新データによると1人当たりのGDPは日本28位の39,340ドル、ベトナムは126位の3,725ドルとその差は約10倍以上と経済格差があります。

物価はタクシーは初乗りは約50円、コンビニでビールを買ったら約60円前後、ミネラルウォーターは約25円と日本と比べたら感覚値で1/4程度でしょうか。(自動車などは関税により高いものは高いのですが。。)

日本はバブル経済以降、長く不況が続いている状況だとは言え、ベトナムから見たら、まだまだ日本は豊かな経済大国なのです。

大卒の新卒で3万円程度の給与レベルの国ベトナムですから、高卒の多いベトナム人技能実習生は日本に夢を見ます。

 

臨時の日本語教師として日本語を教えてみました

当初はただの送り出し機関の視察だったのですが、長引くコロナ渦により日本語教師が不在だったため、臨時の日本語教師としてベトナム人技能実習生に実態調査を兼ねて日本語を教えることになりました。(この経験が今回のベトナム送り出し機関視察で一番の収穫かも。)

 

ベトナム送り出し機関の日本語教育センターで見た厳しい環境

先ず言えることは、大半の現代の20歳前後の日本人ならば耐えられる環境ではないと思います。少なくとも私には、とてもじゃないけどベトナム送り出し機関の日本語教育センターで教育期間である180日を耐えるのは無理です。

ベトナム人技能実習生の
1日のスケジュール

 

上の写真は技能実習生の一日のスケジュールです。

5時起床で朝は3kmのランニングから始まり、22時まで日本語学習のスケジュールが入ってます。土曜日は半日授業で日曜日だけ休み。これだけ厳しい環境に耐えられる日本人は少数派なのではないでしょうか。

ハノイ中心部は東京や大阪など日本の大都市にも劣らぬビル群でして、12年ぶりに訪れたハノイのビジネスは様変わりしていました。今回訪れたベトナム送り出し機関PIECEの日本語教育センターの場所はハノイ郊外、ハノイ中心部から車で30分ほどの所にあります。ここまで来ると、空き地も目立ち、高い建物もほぼありません。

 

ベトナム送り出し機関の技能実習生
日本語教育センター

 

建物自体は工場跡地を買い取り学校にしたようですが、建物内部はいかにも東南アジアという雰囲気を醸し出している部屋でした。(わかりにくい表現ですみません。。)技能実習生達は下記の建物内で寮生活を送り、寝食を共にしながら通常は6か月ほど学びます。

日本語教育センターでは日本語の学習が中心です。技能の習得はあくまで日本に来てからであり、業界の専門用語を事前に覚えるくらいは多少やるそうです。

 

日本語教育センターにある階段ではベトナム語と日本語が併記された注意喚起のステッカーが貼ってありました。

⇩ 技能実習生の日本語力についてはコチラで解説してます。

ベトナム人技能実習生の日本語レベルの実態。ベトナム人技能実習生と会話をして感じた語学力

 

寝室は2段ベットが所狭しと並べられ、下記の写真の右上の建物で共同シャワー・トイレ、洗濯物は洗濯機もなく手洗い(!)です。日本の野球強豪高校の野球部寮でももう少しまともな生活環境なのではないでしょうか。

 

ベトナム人技能実習生の寝室

 

ベトナム人(技能実習生)の性格・特徴

長い前置きになりましたが、本題にのベトナム人(技能実習生)の性格・特徴を自分の主観とベトナム人の話を交えながら記載してきたいと思います。

ベトナム送り出し機関の日本語学習センター視察の2日間5クラス計6時間ほどベトナム人技能実習生達に臨時日本語教師として、色々な質問を投げかけたり、逆に福澤への質問を頂く中で感じたことを書いていきます。

 

福澤からベトナム人技能実習生への質問

〇 なぜ日本に行きたいと思ったのか?
 → お金を稼ぎたい、家族に楽をさせたい
 → 日本で稼いで家を建てたい。(別荘を建てたい!という子も)

〇 日本に行くのは不安か?
 → 地震を経験したことがないので、地震が怖い
 → 雪を見てみたいが、寒さは不安でもある

〇 日本人の印象
 → 日本人はとにかく時間を守る印象です。
 → 日本人は真面目に働く印象です。

〇 日本でやってみたいこと
 → 日本で桜を見てみたい。桜はいつ咲きますか?
 → 東京に行ってみたい。(でも、東京の観光地は知らない)
 → 釣りをしたいけど、できますか?(実は食糧確保のためとの事)
 → 新幹線に乗ってみたい(東京-新大阪間の値段を伝えると一同ビックリ!!)

 

ベトナム人技能実習生は日本語の勉強中であり、まだ日本語はほとんど話せない状態なのでベトナム人の担任の先生の通訳を介しての質疑応答をさせてもらいました。5クラスの生徒に同じ質問を投げかけたのですが、総じて同じような返答になりました。

20歳前後の子が多いので単に世間知らずの面もあるかと思いますが、少し気になったのは自分の行く都道府県はわかるのに、市町村レベルでどこに行くのか理解してないこと。調べようと思ったら、すぐ調べられるのに、気にならないのだろうか??

 

ベトナム人技能実習生が
使用するシャワー室

 

ベトナム人技能実習生から福澤への質問

□ 結婚しているか?
 (私が独身だと伝えると)なぜ結婚しないのか?
□ 歳はいくつですか?彼女はいますか?
□ 歌を歌ってください(!!)

これはベトナム人の国民性なのか?「普通、日本人は聞かないよな~」という質問を5クラス全部のクラスから同じ質問を受けましたので、ベトナム人にとっては普通のことなんでしょう。何せ職員室でベトナム人の先生達からも同じ質問をもらったので(笑)

上記の質問に対しては技能実習生や先生達に日本ではセクハラに当たる可能性があるので日本に行ったときはあまり聞かない方が賢明だと伝えておきましたが、「なんで?」という顔をしてましたので、これも文化の違いと思うしかなさそうです。

私が受け持ったクラスでは最年少で18歳、最高で33歳という年齢層でした。20歳前後の多いクラスでは初めて見るであろう日本人に緊張している子が多かったです。日本人も比較的シャイな人種だと思ってたのですが、何となくベトナム人は日本人以上にシャイな性格な子が多い印象を受けました。

ベトナム人技能実習生達も私に対して慣れてくると、「歌を歌って下さい!」とこれぞ日本人ならば絶対に質問してこないことを平気で聞いてきます。当然、断りましたが、あまりにもしつこいので、これもなぜか?教育センター内の授業の合間に流れていた光GENJIのパラダイス銀河(古い!)を熱唱する羽目に。。

 

ベトナム人技能実習生の授業風景

 

ベトナム送り出し機関の営業スタッフ(元技能実習生)からの話

5クラスのうちの、あるクラスで1週間後に日本の建設会社に技能実習生として来日予定のメンバー達がいました。私が衝撃を受け、考えさせられたのが彼らがほとんどまともに日本語が話せないことでした。言い方は悪いですが、食品加工や工場などに来日予定の他の技能実習生とは日本語レベルが全く違ったのです。

送り出し機関のベトナム人営業スタッフからの話です。

食品加工など工場系は募集しやすく人気職種、逆に残念ながら建設系は募集が難しいようです。以前は日本の情報がなかったために、どの職種でも可能だったそうです。しかし、この2年くらいは日本の建設業界に対する情報がベトナム国内で出回っており、特に建設業界は評判が悪く、建設を希望する子が少なくなっています。

技能実習生が技能実習先に求める大前提

1:給料
2:職種
3:エリア(田舎過ぎると嫌われるそうです。)

比較的大規模の食品加工工場や自動車関連工場だと一度に5~6名の技能実習生を採用することが普通です。日本企業との面接に合格後、半年間一緒に学び・暮らし、同じ釜の飯を食った仲のクラスメイト同士で異国にて働くのには、さぞかし心強いでしょう。

工場系職種であればマニュアル、ベトナム人の先輩、寮完備など給与面での福利厚生も整っておりますが、建設業界となるとどうでしょうか?

他の職種で面接に通らなかったメンバー達が、仕方なく建設業界に来ている現状です。

日本での3年間、技能実習生達としての経験もある送り出し機関のベトナム人営業スタッフからのアドバイスとして建設会社で良い技能実習生を受け入れるためのポイントを教えてもらいました。

 

建設会社が優秀なベトナム人技能実習生を募集しやすくなる為には、

・会社や周辺環境の紹介動画
・手取り15万円(とび17万円)
※他の職種より2~3万円高くないと建設は選ばれない。

加えてベトナム人技能実習生の先輩がいれば、

・給料明細の提示
・ベトナム人技能実習生の先輩の声
・寮の環境などの紹介 

面接時に、自己紹介のうまい子が優秀な確率が高いとのこと。学校に入って1週間しか面接までに練習しないそうなのですが、日本に行ってキャリアを積み、しっかり努力をする子は学習意欲も高く、条件の良い企業から合格する確率も高いようです。

繰り返しの話にはなりますが、非常に悪い言い方で、現状の建設業界には他の業界では企業面接に合格できない、能力や成績の悪い技能実習生が来日している状況なのです。

 

ベトナム人技能実習生との昼食

昼と夜は学習センターから徒歩3分程度のところにある食堂を貸し切って、技能実習生・先生達が一緒になって食事をします。(まぁ給食ですね)通常、視察にくる方々は別の場所で食事をするそうで、送り出し機関の営業スタッフからは本当に大丈夫ですか?無理しないで下さいと言われましたが、私は東南アジアを旅していた経験もあるので余裕です。

2日間ご一緒させて頂きましたが、おそらくは私がいたので気を使って、いつもより豪勢になっていると思います。この日は私のヤギ肉が食べたいと言うリクエストに応えてヤギ肉の炒め物を出してくれました。率直な感想ですが、普通に美味しかったですし、少なくても私は毎日でも問題ないレベルでした。

2日間ではありましたが、密着取材と言って良いレベルで送り出し機関及び日本語教育センターを視察できて非常に満足です。

ベトナム送り出し機関PIECEの皆様この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

 

ベトナム人技能実習生が日本で働く理由のまとめ

結論、ベトナム人技能実習生は日本で働く理由はお金を稼ぐことです。これは紛れもない事実であり、技能実習生制度に関わる人達は皆さん同じことを言うでしょう。

ただ、今回のベトナム送り出し機関視察で私が決めた事。それは一度もベトナム人受け入れをしたことがない企業は先にベトナムの送り出し機関への視察をした上で選考会に進んでもらうと決めました。

岡山県ではベトナム人技能実習生に対する悲しい事件もありました。当然、暴力を振るった方々が悪いのですが、それではなく管理団体側の営業でも「ベトナム人技能実習生を安く使えますよ!」とろくでもない営業をしているのが想像出来ます。

 

【岡山の建設会社に喝っ!】ベトナム人技能実習生の暴行問題~今後の建設業界について考える~

 

建設業に集まらない理由を解消

今回の視察を通じて、改めて日本の建設業界の経営者の皆様がベトナム人技能実習生に対して勘違いしている部分も多くあると思いますし、ベトナム人技能実習生の実態を説明せず、都合の良い営業をしている日本の管理団体が数多くあると感じてます。

私が代表理事を務めるC・THE・S協同組合ではそれらを正しつつ、現状ではベトナム人技能実習生にも人気のない建設業ですが、日本の建設業界のために、どうしたら優秀なベトナム人技能実習生が日本の建設業界を選んでくれるのか試行錯誤して行く所存です。

 

ベトナム首都ハノイ|中心部ビジネス街

 

日本で技能実習で学んだ建設技術が母国ベトナムでは活かせないというのも建設が不人気になる理由の1つです。ベトナム人技能実習生が帰国した時に日本での経験を活かせるよう、2022年4月にベトナム法人Trance Over Co.Ltdを設立しました。

Trance Over Co.Ltdでは建設業免許を取得してベトナムで建設事業を営む予定です。日本の建設会社の海外進出をサポートして日本での実務経験のあるベトナム人メンバーを採用する。こんなお手伝いを弊社が出来るように進めて参りますが、その第一弾事業としてベトナムの首都ハノイにCADセンターを設立しました。

⇩ こちらで紹介しています。

【ベトナムへ外注】建築CAD図面作成代行や電気・給排水・機械設備図面を低価格で海外委託

 

(株)Joh Abroadでは、建設・住宅業界のYouTube・Instagramによる集客支援(ホームページを検索結果の1ページ目に表示させる)やベトナム人人材(外国人技能実習生、特定技能、エンジニア)の紹介、ベトナム人の免許取得支援、ベトナムCADセンターでのCAD図面作成代行サービスを行っております。

 

■参考文献
ベトナム人実習生暴行で解決金 岡山の建設会社
https://www.sankei.com/article/20220506-O7VEQQUO4BKKXCXVGQTWF2DHXQ/

世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング・推移(IMF)
https://www.globalnote.jp/post-1339.html

 

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