今回は、面倒な長期優良住宅の申請を外注したいという建設・住宅会社様に、料金相場や安く外注する方法を紹介します。
人手不足が問題視されている建設業界ですが、ゼネコンや設計事務所、地域工務店などにおいて本来、設計などクリエイティブな業務に作業工数を割くべき人材が図面起こし~申請業務などに時間を取られて、本来メイン業務となる作業工数が足りなくなることでメンバーへ負担がかかり、社内の労働環境が悪化するという問題も起こっています。
また長期優良住宅の認定申請を行い、補助金の受給・住宅ローン減税等をお客様に提案することで他社商品と差別化できるようにしたいが、コストは出来るだけ抑えたいという建設・住宅会社様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな建設・住宅会社様の希望にお答えして、弊社では料金相場よりも低コストで長期優良住宅の申請を代行させていただきます。
⇩ 長期優良住宅の認定基準など基本情報はコチラ。
【着工前or着工後】長期優良住宅の申請の流れやタイミング~補助金や金利引下げのメリット~
長期優良住宅申請代行の料金相場
結論、長期優良住宅の申請を代行依頼すると、93,500円~が料金相場です。
また、申請代行に壁量計算を付けて187,000円~、壁量計算と外皮計算を付けて180,000円~、壁量計算・外皮計算・一次エネルギー消費量計算を付けて192,500円~という企業もありました。
弊社(株式会社Joh Abroad)では、ベトナムの首都ハノイにCADセンターを設立し、CAD図面作成だけでなく長期優良住宅の申請代行サービスもさせていただいておりますが、代行料金相場の半額程度の価格で代行可能です。
弊社の長期優良住宅の申請代行料金としましては、申請代行のみですと45,000円~、品確法による壁量計算と基礎伏図・基礎断面図、外皮計算、一次エネルギー消費量計算を付けると95,000円~となっております。
以下は各社の申請サポート料金とサービス内容、弊社の料金の比較です。
他社の申請サポート料金
作業内容 | 料金 | |
N社 | 申請代行のみ | 93,500円~ |
K社 | 申請代行のみ | 176,000円~ |
A社(1) | 申請代行のみ | 130,000円~ |
M社 | 壁量計算+申請代行 | 187,000円~ |
A社(2) | 壁量計算+外皮計算+申請代行 | 180,000円~ |
H社 | 壁量計算+外皮計算+一次エネルギー消費量計算+申請代行 | 192,500円~ |
(株)Joh Abroadの申請サポート料金
長期優良住宅申請サポート | |||
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内容 | 料金 | 詳細 | 納期 |
壁量計算 | 120,000円~ | ・壁量計算 ・基礎伏図 / 基礎断面 ・外皮計算 ・一次エネルギー消費量計算 ・申請代行 | 7営業日 |
構造計算 2階 | 175,000円~ | ・構造計算(許容応力度計算) ・基礎伏図 / 基礎断面 ・外皮計算 ・一次エネルギー計算 ・申請代行 | 12営業日 |
構造計算 3階 | 195,000円~ | 12営業日 | |
申請代行のみ | 45,000円~ | 申請サポート | 5営業日 |
格安とも言える価格で申請にかかわる全ての図書作成から申請までをサポートできていることがお分かりいただけると思います。
長期優良住宅の申請を行うメリット
この数年で省エネ住宅への注目はますます高まってきています。
実際に長期優良住宅にした場合のメリットがどのようなものがあるのか見てみましょう。
【メリット1】住宅ローン控除での優遇
住宅ローン控除は年末時点でのローン残高から一定の割合(0.7%)が所得税より控除される制度です。
2023年現在、一般住宅と長期優良住宅での住宅ローン控除額は以下のようになっています。
住宅種別 | 一般住宅 | 長期優良住宅 |
借入上限 | 3,000万円 | 5,000万円 |
最大控除額 | 21万円 | 35万円 |
しかしこの現行制度が2024年からは下記のように変更されます。
住宅種別 | 一般住宅 | 長期優良住宅 |
借入上限 | 適用なし | 4,500万円 |
最大控除額 | 0円 | 31.5万円 |
ただし2023年中に建築確認がとれている場合のみ上限2,000万円、10年間で一般住宅にも住宅ローン控除は適用されます。
⇩より詳しい控除額についてはコチラ
【いらない?】長期優良住宅のメリットは?元取れるか損得をリアルに計算してみた。
【メリット2】投資型減税を受けられる
投資型減税とは、住宅ローンを利用せずに自己資金だけで住宅を購入した場合、長期優良住宅へ性能強化するためにかかった費用(上限650万円)の10%を所得税から控除することができる制度です。
なお、投資型減税は住宅ローン控除との併用はできません。
【メリット3】不動産取得税が減税される
長期優良住宅では、不動産を購入した際にかかる不動産取得税の控除額が、一般住宅の控除額は1,200万円に対し、長期優良住宅は1,300万円というように一般住宅より多くなります。
【メリット4】登録免許税の税率が引き下げられる
住宅の建築や購入をした際の、所有権保存登記や所有権移転登記にかかる登録免許税の税率は下記のように異なり、一般住宅よりも長期優良住宅の方が税率が低くなります。
・所有権保存登記の税率:一般住宅0.15%に対して、長期優良住宅は0.1%
・所有権移転登記の税率:一般住宅0.3%に対して、長期優良住宅は一戸建ての場合0.2%、マンションの場合0.1%
【メリット5】固定資産税の減税期間延長
新築住宅には、固定資産税の優遇措置があり、本則の税率の1/2に減税されますが、長期優良住宅の場合は期間が延長されます。
一般住宅は一戸建てで3年間、マンションなどで5年間。長期優良住宅の場合、一戸建てが5年間、マンションは7年間が減税期間です。
【メリット6】地震保険料が割引になる
長期優良住宅は地震保険料の保険料割引対象ですので、耐震等級2の場合は地震保険料の30%割引、耐震等級3の場合は50%割引を受けることができます。
【メリット7】低金利で住宅ローンを組める
フラット35を利用する場合、長期優良住宅だとフラット35S(金利Aタイプ)という金利優遇を受けることができ、フラット35維持保全型を併用すると、当初5年間は年0.5%、6~10年目は年0.25%も金利が引き下げられます。
【メリット8】補助金を受けられる (***2023年1月に情報更新***)
長期優良住宅の場合、国が運営する以下の補助金事業のいずれかを受け取ることができます。
地域型住宅グリーン化事業
地域型住宅グリーン化事業とは、国土交通省の採択を受けたグループ(工務店など)が建てる省エネルギー性能や耐久性能等に優れた木造住宅を対象に補助金が交付される制度です。
長期優良住宅を建てると、最大140万円の補助金を受け取れます。
子育てエコホーム支援事業
こどもエコすまい支援事業は2023年9月28日をもって、交付申請の受付を終了しましたが、2024年度の補助金として国土交通省から新しく発表されたのが「子育てエコホーム支援事業」です。
名称と対象に多少の変更はありますが、2024年も補助金事業は継続されます。 この事業は、子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅(長期優良住宅、ZEH住宅)の取得を支援するもので、令和5年度補正予算は2,100億円です。
※子育て世帯とは18歳未満の子を有する世帯、若者夫婦世帯とは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯を指す。
補助金額につきましては、長期優良住宅認定の場合は100万円/戸、ZEH住宅の場合は80万円/戸の補助金が交付されます。
申請対象と補助金額 | |
申請対象 | ①子育て世帯or若者夫婦世帯 |
補助金額 | ・長期優良住宅:100万円/戸 ・ZEH住宅:80万円 |
※補助金額に関して、以下の①かつ②に該当する区域に立地している住宅は原則半額となります。
①市街化調整区域
② 土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)
注文住宅の新築で子育てエコホーム支援事業の交付申請を行う際には、下記の書類が必要です。
①本補助金の利用について住宅取得者が同意する共同事業実施規約(指定の書式)
②工事請負契約書の写し
③建築基準法に基づく「確認済証」の写し
④建築士が発行する出来高確認書(指定の様式。工事写真を含む)
⑤住宅取得者の本人確認および家族構成を確認する書類(住民票(世帯票)の写し等)
⑥本事業の対象であることを証明する住宅証明書等の写し
下記の書類により、子育てエコホーム支援事業の申請対象であることを証明することが可能です。
①長期優良住宅建築等計画認定通知書
②低炭素建築物新築等計画認定通知書
③性能向上計画認定通知書
④BELS 評価書(ZEH マーク又は ZEH-M マークが表記されたもの)
⑤設計住宅性能評価書(断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たすもの)
⑥建設住宅性能評価書(断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たすもの)
⑦フラット35S適合証明書及び竣工現場検査申請書・適合証明申請書(すべての面)
⑧フラット35S設計検査に関する通知書及び設計検査申請書(すべての面)
子育てエコホーム支援事業は2024年3月以降の受付開始を予定しており、交付申請は着工後となりますので、現在は打合せ段階で長期優良住宅認定やZEH認定を取得する予定のない物件でも対象となる住宅の認定申請を行っておくことで、補助金を受け取ることが可能です。
下記、質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援の手続きの流れとなります。
引用:質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援(仮称)の概要【国土交通省】
(株)Joh Abroadの長期優良住宅の申請サポート事業とは?
弊社のベトナムCADセンターでは、2005年に19歳で来日してから秋田大学で建設を学び、日本の企業に就職するという17年間の建設業界のキャリアがあるマネージャーを筆頭に、日本の建設会社で4~12年間エンジニアや現場監督としてキャリアのあるメンバー達が日々、図面作成業務を行っております。
長期優良住宅の申請を担当するメンバー達は日本の住宅会社から年間1,000件の構造計算を行っており、日本語での会話は勿論、漢字を使用したメールの送受信も問題ありません。
また弊社では、日本相場より「30%~50%」安い価格で、長期優良住宅の申請サポートだけでなく、建築図面、機械系CAD、電気設備(施工図もOK)、3D-CADによるプレス金型CADまで図面作成代行させていただいております。
詳細は下記の問合せフォームからお問合せください。
株式会社Joh AbroadのCAD図面作成代行サービス概要
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【ベトナムへ外注】建築CAD図面作成代行や電気・給排水・機械設備図面を低価格で海外委託
(株)Joh Abroadでは、建設・住宅業界のYouTube・Instagramによる集客支援(ホームページを検索結果の1ページ目に表示させる)やベトナム人人材(外国人技能実習生、特定技能、エンジニア)の紹介、ベトナム人の免許取得支援、ベトナムCADセンターでのCAD図面作成代行サービス、外国人労働者の脱退一時金申請代行(納付した年金の返還請求)を行っております。
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