住宅申請代行サポート

【2023年最新】住宅性能評価のメリット5選~住宅ローン控除や金利優遇、補助金など~

株式会社Joh Abroad (ジョー アブロード)の中里貫太です。

本記事は、新築住宅を購入するため住宅ローン控除や補助金を利用したいが、住宅性能評価書を取得するメリットはある?という方に向けたものです。

今回は、住宅性能評価のメリットである住宅ローン控除の控除額や補助金の金額について解説していきますので、新築住宅を購入する際の参考にしてください。 

住宅性能評価のメリット5選

①住宅ローン控除

住宅ローンを利用して新築住宅を購入する場合、条件を満たしていれば住宅ローン控除を受けることができます。

住宅性能評価書を取得すると、住宅ローン控除額はいくらになるのかを見ていきたいと思います。

下表が住宅の種類別の借入限度額等です。

「令和6年~令和7年末までに」入居した場合

住宅の種類借入限度額控除率控除期間最大控除額(年間)
長期優良住宅 低炭素住宅4,500万円0.7%13年31.5万円
ZEH水準 省エネ住宅3,500万円24.5万円
省エネ基準 適合住宅3,000万円21万円
その他の住宅2,000万円10年14万円

令和6年~7年までに入居した場合、住宅性能評価を利用すると最大でもZEH水準省エネ住宅の借入限度額3,000万円になります。

住宅性能評価制度には、設計段階に住宅性能を検査する「設計住宅性能評価」と、建設段階に住宅性能を検査する「建設住宅性能評価」の2つがありますが、ZEH水準省エネ住宅であると証明できるのは「建設住宅性能評価」のみです。

※「ZEH水準省エネ住宅」とは、住宅性能表示制度において断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6の住宅を指します。

仮に借入限度額で住宅ローンを組んで13年間、毎年100万円ずつ返済していった場合、合計控除額は263.9万円になります。

住宅ローン控除額の計算式は下記になりますので、住宅ローン控除額はいくらになるのかを計算してみてください。

計算式:年末の住宅ローン残高×0.7%

 

②こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業は、2022年11月28日に申請受付終了となった「こどもみらい住宅支援事業」に引き続き、2023年から本格実施される補助金制度です。

こどもみらい住宅支援事業と同じく、補助対象者は子育て・若者世代ですが、住宅の要件はZEHレベルと前回よりも厳しくなっており、補助金額は100万円/戸です。

本事業では、設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書、どちらでも申請することができます。

下記、こどもエコすまい支援事業の申請に必要な住宅性能について、こどもエコすまい支援事業の公式ホームページから引用したものになります。

強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有する住宅

(引用:こどもエコすまい支援事業公式HP

本事業は住宅性能評価でも利用できますので、こどもエコすまい支援事業を安く申請したいだけであれば、より高い住宅性能が求められる長期優良住宅や太陽光発電の設置義務があるZEHよりも設計住宅性能評価書・建設住宅性能評価書での申請がおすすめです。

本事業の申請条件は省エネ性能についての基準のみのため、下記の住宅証明書のいずれでも申請可能です。

①BELS評価書
(ZEHマークまたはZEH-Mマークが表記されたもの)

②設計住宅性能評価書または建設住宅性能評価書
(断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たすもの)

③長期優良住宅建築等計画認定通知書
(長期使用構造である旨が記載された確認書でも可)

④低炭素建築物新築等計画認定通知書
(低炭素建築物新築等計画に係る技術的審査適合証でも可)

⑤性能向上計画認定通知書
(性能向上計画に係る技術的審査適合証でも可)

⑥フラット35S適合証明書および竣工現場検査申請書・適合証明申請書
(設計検査に関する通知書および設計検査申請書でも可)

⑦省エネ性能等を証明する書類発行受付書
(①②⑥のいずれかの証明書の発行依頼を行っており、交付申請時に証明書が提出できること)

こどもエコすまい支援事業の対象・条件等(新築注文住宅)
対象世帯・子育て世帯
・夫婦のどちらかが39歳以下の若者夫婦世帯
対象住宅延床面積が50平米以上の以下の住宅
・ZEH
・Nearly ZEH
・ZEH Ready
・ZEH Oriented
・令和4年10月1日以降に認定申請をした認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅
対象期間

・契約日は問わない
・基礎工事後の着工が令和4年11月8日以降

・以下の期限までに住宅の引渡しと入居を行い、完了報告を提出
戸建住宅 : 令和6年7月31日
共同住宅等で階数が10以下: 令和7年4月30日
共同住宅等で階数が11以上: 令和8年2月28日

補助額100万円/戸

 

2024年の補助金「子育てエコホーム支援事業」についてはこちら⇩

【2024年版】子育てエコホーム支援事業はいつから受付開始?最大100万円の補助金

 

③低金利で住宅ローンを組める  

設計住宅性能評価書または建設住宅性能評価書を取得して認定条件を満たせば、「フラット35S(金利Aプラン)」「フラット35S(金利Bプラン)」を利用することができ、申請もスムーズに行うことができます。

フラット35Sを申請する場合の物件検査は「設計検査→中間現場検査→竣工現場検査」の流れですが、設計住宅性能評価書を取得すると「設計検査」、建設住宅性能評価書は「設計検査、中間現場検査」を省略することが可能です。

また各プランの金利引下げ幅や期間は、下表をご覧ください。

メニュー金利引下げ期間金利引下げ幅
フラット35S(金利Aプラン)当初10年間年0.25%
フラット35S(金利Bプラン)当初5年間年0.25%

 

各プランの利用条件は下記になります。

フラット35S(金利Aプラン)

下表の(1) ~ (5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること。

省エネルギー性(1)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅耐震性 
耐震性(2)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅
(3)免震建築物
バリアフリー性(4)高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同建て住宅の専用部分は等級3でも可)
耐久性・可変性(5)長期優良住宅

 

フラット35S(金利Bプラン)

下表の(1) ~ (5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること。

省エネルギー性(1)断熱等性能等級4の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
(2)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級4または等級5の住宅
耐震性(3)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
バリアフリー性(4)高齢者等配慮対策等級3以上の住宅
耐久性・可変性(5)劣化対策等級3の住宅で、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅(共同建て住宅などについては、一定の更新対策が必要)

 

④地震保険を利用できる

住宅性能評価制度では住宅の耐震性能を等級1~3までで評価しますが、耐震等級2の場合は地震保険料の30%割引、耐震等級3の場合は50%割引を受けることができます。  

 

⑤資産価値が高くなるため中古売却しやすい

住宅性能評価書が交付されると、国土交通省が定める一定の基準を満たした住宅であるという証明になるため、将来その住宅を売却する場合に想定よりも高い値段で売却できる可能性があります。  

 

住宅性能評価制度の評価項目

住宅性能評価制度とは、第三者の専門機関が住宅の性能を評価し、等級で表示する制度のことです。

新築住宅の場合、住宅性能評価には以下の10分野があります。 (1) ~ (5)は必須項目で、そのほかは任意となります。

中古住宅の場合は、 (8)を除く9分野です。

 

(1)構造の安定

倒壊のしにくさ、損傷のしにくさを評価します。強風や積雪への強さについての評価もあります。

取得できる等級:耐震等級(最高等級3)

 

(2) 火災時の安全

避難しやすく、燃え広がりにくい構造になっているか、隣で火災が起きたときに延焼しにくいかを評価します。

取得できる等級:耐火等級(最高等級3または4)

 

(3) 劣化の軽減

構造躯体の耐久性能などを評価します。経年劣化によって発生する土台や柱の劣化を軽減する対策をされているかを評価します。

取得できる等級:劣化対策等級(最高等級3)

 

(4)維持管理・更新への配慮

水道やガスの配管の点検や交換が容易にできるかどうかを評価します。マンションの場合は、将来の間取り変更のために天井高なども評価対象となります。

維持管理対策等級(最高等級3)

 

(5)温熱環境

壁や窓の断熱性、設備のエネルギー消費量を評価します。

取得できる等級:断熱等性能等級(最高等級7)、一次エネルギー消費量対策等級(最高等級6)

 

(6)空気環境

シックハウス対策に関する項目です。ホルムアルデヒド等の化学物質が含まれている建材をどの程度使用しているか、換気設備はどの程度使用しているのかを評価します。

取得できる等級:ホルムアルデヒド発散等級(最高等級3)

 

(7)光・視環境

東西南北、および上の5つの方向に、どのくらいの面積の窓が設けられているのかを評価します。

取得できる等級:単純開口率、方位別開口比

 

(8)音環境 マンションで、上下左右の住戸への音の伝わり方を評価します。

取得できる等級:重量床衝撃音対策等級(最高等級5)

 

(9)高齢者等への配慮

部屋の中の段差をなくす、階段の勾配を緩やかにするなど、バリアフリー化に対応しているかを評価します。

取得できる等級:高齢者等配慮対策等級(最高等級5)

 

(10)防犯

窓やドアに雨、シャッター、防犯性の高い部品が設置されているか、屋外から侵入しにくくないかなどを評価します。

取得できる等級:開口部の侵入防止対策

 

(株)Joh Abroadでは住宅の申請を相場の約半額で代行!

弊社(株式会社Joh Abroad)はベトナムにCADセンターを設立し、図面の作成業務だけでなく、費用相場の半額程度で設計住宅性能評価を含め住宅の申請サポートをさせていただいております。

弊社のベトナムCADセンターには、2005年に19歳で来日してから秋田大学で建設を学び、日本の企業に就職するという17年間の建設業界のキャリアがあるマネージャーを筆頭に、日本の建設会社で4~12年間エンジニアや現場監督としてキャリアのあるメンバー達が在籍しております。

また、住宅の申請を担当するメンバー達は日本の住宅会社から年間1,000件の構造計算などを行っており、日本語での会話は勿論、ビジネスレベルでメールのやりとりが可能です。

設計住宅性能評価を安く申請したいという方は、気軽にお問合せください。

(株)Joh Abroadの申請サポート料金

項目備考作業内容金額納期
設計性能評価サポート壁量計算・壁量計算
・基礎伏図 / 基礎断面
・外皮計算
・一次エネルギー消費量計算
・申請代行
75,000円~7営業日
構造計算2階・構造計算(許容応力度計算)
・基礎伏図 / 基礎断面
・外皮計算 
・一次エネルギー消費量計算
・申請代行
175,000円~12営業日
構造計算3階195,000円~12営業日
申請代行のみ申請代行45,000円~5営業日
長期優良住宅申請サポート壁量計算・壁量計算
・基礎伏図 / 基礎断面
・外皮計算
・一次エネルギー消費量計算
・申請代行
75,000円~7営業日
構造計算 2階・構造計算(許容応力度計算)
・基礎伏図 / 基礎断面
・外皮計算
・一次エネルギー計算
・申請代行
175,000円~12営業日
構造計算 3階195,000円~12営業日
申請代行のみ申請代行45,000円~5営業日
低炭素住宅、BELS、ZEH各種申請サポート・外皮計算
・一次エネルギー消費量計算
・申請代行
48,000円~5営業日
申請代行35,000円~3営業日
外皮計算外皮計算15,000円~3営業日
一次エネルギー計算一次エネルギー消費量計算15,000円~3営業日
壁量計算基礎伏図・基礎断面セット55,000円~5営業日
許容応力度計算・構造図2階・構造計算
・構造図
125,000円~10営業日
3階150,000円~10営業日
フラット35申請サポート2階申請代行10,000円~3営業日
3階15,000円~3営業日
申請図面作成2階確認申請書作成
・配置図
・平面図1/100
・立面図
・シックハウス
40,000円~3営業日
申請図面作成3階75,000円~4営業日

 

⇩パースなどCAD図面作成の代行も行っております。

【ベトナムへ外注】建築CAD図面作成代行や電気・給排水・機械設備図面を低価格で海外委託

 

(株)Joh Abroadでは、建設・住宅業界のYouTube・Instagramによる集客支援(ホームページを検索結果の1ページ目に表示させる)やベトナム人人材(外国人技能実習生、特定技能、エンジニア)の紹介、ベトナム人の免許取得支援、ベトナムCADセンターでのCAD図面作成代行サービス、外国人労働者の脱退一時金申請代行(納付した年金の返還請求)を行っております。

 

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