ベトナム人の運転免許取得支援

外国人の運転免許取得は難しい?ベトナム人の実例を参考にしてご説明します。

株式会社Joh Abroad(ジョーアブロード)の中里貫太です。


国内において、在留ベトナム人は年々増加傾向にあり、出入国在留管理庁によると令和3年6月末の時点で在留ベトナム人の人数は韓国を上回って2位となっています。更に、ジュネーブ条約によってベトナムで取得した運転免許は日本で使用できないということがありますので、ベトナム語で運転免許を取得できる教習所を必要とされているベトナムの方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

本記事では、私がベトナム人に教習所を紹介させていただく中で起こった事例を参考にして、外国人の運転免許取得は実際難しいのかということについてご説明していきたいと思います。

 

出典:出入国在留管理庁 令和3年6月末現在における在留外国人数について

 

弊社が紹介する教習所はベトナム人の運転免許取得に最適

弊社では兵庫県と静岡県のある全2校の教習所を紹介させていただいております。この2校ではベトナム語で学科試験の受験ができ、ベトナム語教本についても6,000円(税込)で購入することが可能です。ベトナム語での学科試験、そしてベトナム語教本が用意されていることで、学科においては日本語能力を必要とされません。 さらに静岡県の教習所に限っては、指導員資格の取得には至っていませんが、ベトナム人の従業員が1名在籍しておりますので、従業員の出勤日であれば教習・試験についての疑問点や教官との相性(教官の変更希望)など相談しやすいかと思います。やはり、ベトナム人教習生からすると教習所にベトナム人従業員が在籍しているのとしていないのとでは、安心感という部分において大きな差が表れるのではないでしょうか。

また、兵庫県の自動車学校の特徴としましては、準中型免許が取得できるということです。まだまだ日本語が理解できない方の入校が断られてしまう教習所も多数存在しているなかで、ベトナム人が準中型免許を取得できるという教習所は稀であると考えています。 建設会社では建設現場にトラックで向かわれることがほとんどであると思いますが、2017年3月12日以降に取得した普通免許では2tダンプが運転できなくなったことにより、単純作業に労力を費やすべきでないキャリアの長い人材がちょっとした荷物を取りにトラックを運転しなければならないという状況が起こってしまうのです。

そこで、外国人労働者に準中型免許を取得させることが可能になれば、建設現場からちょっとした荷物を取りに行くなどの雑用を任せられ、キャリアの長い人材が本来労力を費やすべき業務に集中できるとは思いませんか。 故に、貴社で雇われているベトナム人労働者に準中型免許を取得させるというのは建設会社の経営者様にとってのメリットだと考えます。

兵庫県と静岡県の教習所についてはこちらで解説しています。

【外国人向け自動車教習所】兵庫県(神戸市)にはベトナム語で学科試験を受験できる教習所が!?

【外国人向け自動車教習所】ベトナム語対応の教習所がある静岡県。~学科試験を外国語で受験するための要件~

 
ベトナム人教習生の入校前後、実際に起こった2つの問題

1.日本語理解が困難で、教習所を卒業できない

弊社が紹介させていただいている2校ではベトナム語の教本の用意があり、ベトナム語で学科試験の受験も可能ですが、教習や入校時の説明、適性検査を含む教習開始にあたっての説明は完全に日本語で行われます。そのため、最低限の日本語は必要になるのですが、過去に日本語能力が低いベトナム人が静岡県の教習所に入校したところ、技能教習において左右・前後といった日本語での方向理解が困難なことが原因となり、教習時間内に指定のコースを走り切ることが出来ず教習を受けたことにならないという事態が発生しました。

結果このベトナム人教習生様は、教習所を卒業することは困難であるという理由から退校されてしまいました。 入校前に担当者がこちらの教習生の日本語を確認した際には日本語能力は問題ないと判断したそうですが、このような事態になってしまったことから、やはり技能教習になると自動車の運転に脳のリソースを割きながら日本語による指導員の走行コース関する指示を理解する必要がありますので、このことが技能教習の際に日本語が理解できなかった要因の一つではないかと考えます。

弊社ではこのような事態が今後起こることを避けるための予防策として実施しているのが、ZOOM面談です。教習所にご入校いただく前に日本人担当者である私とベトナム人担当者の2名で、入校希望者様に対して教習で実際に使用されている日本語を盛り込んだ質問をすることで、教習所卒業が可能であるかについてご確認させていただいています。

 

2.在留資格変更による入校のお断り

在留外国人の方は在留資格を取得することで日本に在留されていると思いますが、在留資格変更中の場合は変更できるのかが不確定であるため、教習所に入校する前に警察署に確認することが入校の条件としてあります。 過去、運転免許の取得を希望される在留資格変更中のベトナムの方がいらっしゃいましたが、在留カードを警察署に確認していただいたところ教習所に入校できないことが発覚しました。

弊社では、教習所入校の前後一カ月に在留資格変更予定、又は変更中である場合はお知らせいただくようお願いしております。

※在留資格変更中の方については、警察署への確認は不要です。

 

ベトナム語で受験可能な県はどこ?

参照:県警

英語や中国語、ポルトガル語で運転免許の学科試験を受験できる県は多数存在しますが、2022年2月現在においてベトナム語で受験できるのは、上記の全17県とまだまだ少数となっています。さらに、上記の県ではあくまでも免許センターでベトナム語の学科試験を受験できるというだけであり、教習所でも同様に受験できるとは限りません。

そのため、上記の表を参考にして記載されている県の教習所に入校したが、ベトナム語で学科試験を受験できなかったということになりかねませんので、入校前に予め教習所に確認しておきましょう。

 

住民票の住所を変更することでベトナム語で本免試験の受験が可能?

運転免許試験は住民票をおいてある県でしか受験できません。ここで例外としてあるのが、教習所に入校した場合です。教習所入校には住民票をおいてある県の教習所のみという規定はなく、仮免学科の受験にも住民票の住所地は関係ありません。 ただし、教習所では本面試験の受験はできませんので、ベトナム語でどうしても受験したいという考えの方については住民票を移していただく必要があります。

これは、教習所入校時点から住民票を移していただく必要はなく、本面試験受験時のみベトナム語で学科試験の受験が可能な県に住民票を移し、免許取得後すぐに元の住所地に住民票を移せば良いわけです。

 

外国語対応の学科試験ができる都道府県についてはこちら。

【都道府県別】外国語対応の学科試験はどこで受験できる?ベトナム人におすすめする教習所もご紹介!

まとめ
結論、技能教習で使用される日本語が理解できれば、ベトナム人の方でも運転免許を取得することは難しくありません。実際、弊社が紹介させていただいている教習所では、多くのベトナム人教習生に無事ご卒業いただいております。 日本語能力に不安がある方につきましても、弊社がZOOM面談にて問題なくご入校いただけるのかを確認いたしますのでご安心ください。
株式会社Joh Abroadでは、建設・住宅業界のYouTube・Instagramによる集客支援やベトナム人人材(外国人技能実習生、特定技能、エンジニア)の紹介、ベトナム人の免許取得支援を行っています。

 

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