地域工務店がMEO対策をする意味とは?
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称であり、日本語にすると「マップ検索エンジン最適化」を意味します。Googleマイビジネスに登録した自社のビジネス情報をマップ検索エンジンに最適化することで自社のビジネス情報の上位表示を図ります。
本記事では、「Googleマップに自社情報を上位表示させたい」「ターゲットの地域にアプローチしたい」という住宅会社に向けて、Googleマップ上で自社情報を上位表示させる方法についてご説明していきたいと思います。Googleマップにおいて上位表示させるには、MEO対策が必須です。
新規顧客の集客に困っている声を地域工務店の経営者様から伺いますが、集客に関する現状把握や具体的な対策については何もないことが散見されますので、地域工務店がMEO対策をしてWEBマーケティング上でどんな効果があるのか?新規集客においてどんな効果が見込めるのかも、合わせて説明していきたいと思います。
Googleマップ上で上位表示させて認知度UP
Googleマップは下記資料のように、Googleのローカル検索の検索結果でも上位表示され、自然検索(WEBサイトなど)よりも上に表示されやすいという特徴があります。※ローカル検索とは、特定の地域や場所に関連するキーワードで検索した際に、それに適した検索結果が表示されることです。
Googleの検索結果に上位表示されるとユーザーからのCTR(クリック率)が上昇することはあなたも予想されていることかと思いますが、実際に下記データを見てみると検索結果の1位表示から10位表示でCTRに大きな違いがあることが見て取れます。
1位のCTRは28.5%で、10位になると2.5%まで大きく下落しているというデータからは、検索結果の2ページ目に移動しないと表示されない11位以下のサイトはユーザーにクリックされていないことが予想できるのです。また、1位と2位のCTRの差が10%以上あることからは、検索結果の1位に表示させることの重要性が分かるかと思います。
Googleマップは自然検索よりも上に表示される傾向にあるため、下記のデータの1位と同等かそれ以上のCTRが見込めるでしょう。
(引用元:なぜ(ほとんど)あなたがGoogle CTRについて知っていたすべてがもはや有効ではない - SISTRIX)
MEO対策で自社サイトの流入数UPを狙える
Googleマイビジネスを利用すると、
①会社名 ②住所 ③電話番号 ④営業時間 ⑤写真 ⑥口コミ
上記情報を伝えることが可能で、来店を促す情報をユーザーに与えることが出来ます。「店舗までの経路を知りたい」「施工事例・店舗写真を見たい」「電話をかけたい」「会社の評判を知りたい」などユーザーによって目的は様々ですが、ユーザーの来店を促すための情報としては十分ではないでしょうか。また、Googleマイビジネスには、自社サイトのURLも設置できるため、自社サイトの流入数増加が見込めます。
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【工務店編】ホームページのWEB集客にはInstagram運用とYouTube活用
見込み顧客へのアプローチが可能になる
MEO対策を行うことで、「地域名+注文住宅」「地域名+工務店」など地域名+サービス名・業種名などで検索するユーザーは既に住宅の購入を決めている・住宅検討中のため近くの相談できる店舗を探しているなどのコンバージョン率の高い見込み顧客に自社を認知してもらい、アプローチすることが出来るというわけです。
自社がターゲットとしている地域のユーザーのみに認知してもらうということが困難なインスタグラムなどのSNSとは違い、ターゲットのユーザー限定で認知してもらえるということがMEOのメリットです。
Googleマップはユーザーがサービス名・業種名のみで検索した際には、ユーザ-の位置情報をもとに距離の近い店舗が表示されますが、「住宅購入について相談できそうな店舗が近くにあるから問合せてみよう」という思いを持ってもらえる可能性が出てきます。
Googleのローカル検索で上位表示させる方法
主に関連性・距離・認知度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。
Googleのローカル検索で上位表示される仕組みとして、上記の内容がGoogleで明記されていますが、関連性・距離・認知度について詳細をご説明していきます。
【関連性】
ユーザーの検索ワードに対して、Googleビジネスに登録されている内容とどれだけ関連性が高いかが指標になります。 そのため、あなたの会社で集客対象としているユーザー像を明確にすることで、ユーザーが検索しそう、且つ自社のビジネス情報と関連のあるキーワード設定をする必要があります。
キーワード設定は、キーワードボリュームを確認し、実際にユーザーが検索しているのかを確認してからおこないましょう。Googleマイビジネス内でキーワード設定をする方法としましては、情報という項目で会社情報を記載する際に、キーワードを盛り込むことです。
【距離】
ユーザーがGoogleで検索した際の位置情報と検索キーワードの地域に基づき、どれだけ検索時の位置情報・又は検索キーワードの地域から店舗が近いかが指標になります。 距離の要素において企業側が何か対策を施すということは出来ませんが、地域密着型でターゲットを絞ったビジネスを行っている住宅会社に限り、集客対象の地域とは全く関係のないユーザに認知される必要性は低いと思いますので、特に不都合はないと考えます。
【認知度】
あなたのビジネス情報がどれだけ広く認知されているかが指標になります。 これは、オンライン上の認知度のみならず、オフラインでの認知度も考慮されますので、ネット上ではあまり有名ではないが、オフラインでは広く認知されているという場合にもローカル検索の検索結果において上位表示されやすくなるということです。
オンライン上でローカル検索結果の上位表示に影響するものとしては、口コミ数・WEB検索結果での掲載順位等が挙げられます。 つまり、MEO対策はSEO対策と併せて行うことで、より高い効果を発揮するということであり、MEO対策とSEO対策を同時に行うことが理想とされています。
MEOの詳細についてはこちら。
【MEOの意味とは?】WEB検索結果で上位表示のコツ|建設・工務店のホームページ集客
MEO対策のまとめ
地域密着型の工務店などの住宅会社では、MEO対策を行うことで、ユーザーにローカル検索された際に自社がターゲットとしている地域名において上位表示させることが出来るため、ターゲットとしている地域で生活しているユーザーや家を建てることを検討中のユーザーなどターゲットを絞ったアプローチが可能になるのです。
あなたの会社でも、MEO対策を行うことで、問合せを効率的に獲得してみませんか。
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