建築CAD図面作成代行の外注相場
結論、国内で木造戸建程度の図面を外注すると、平面図であれば1枚7,000円~15,000円が相場です。
下記、日本企業の代行料金になります。
②A社では平面図・立面図が1枚12,000円~
③S社では平面図、立面図、断面図、天井伏図、屋根伏図、基礎伏図、小屋伏図などがA3サイズ1枚12,000円~15,000円
弊社では、2021年にベトナムの首都ハノイにCADセンターを設立しました。弊社のベトナムCADセンターにCAD図面を外注すると、一般的な戸建て木造住宅の平面図1枚が7,000円/枚(税別)程度で作成することが可能になり、日本の相場と比較すると約30%~50%は安い価格で貴社へ提供させていただきます。
また、弊社のベトナムCADセンターでは日本の建設会社で3~5年の実務経験をCADオペレーターや現場監督として、エンジニア経験を積んだ人材がCADオペレーターとして在籍していますので、CAD図面の品質に関してもご心配いりません。
CADの経験も豊富ですので、通常の2D-CADに加えて3D-CADであるRevitを使用したフルBIMでの図面作成の代行も可能です。
弊社のCAD図面作成代行の料金
NO. | 図面項目 | 単価(円) |
---|---|---|
1 | 配置図 | 7,000~ |
2 | 平面図、立面図、断面図 | 7,000~ |
3 | 矩計図 | 9,000~ |
4 | 平面詳細図 | 9,000~ |
5 | 部分詳細図 | 9,000~ |
6 | 展開図 | 7,000~ |
7 | 建具表 | 7,000~ |
8 | 電気設備図 | 7,000~ |
建築CAD図面の外注相場については、お分かりいただけたでしょうか。
以下では、建築図面の種類やCADソフトの種類についてご紹介させていただきたいと思います。
建築図面には多くの種類があり、設計の際には意匠図・構造図・設備図の3つに分類されます。
図面代行サービスについてはこちらで解説しています。
3つに分類される実施設計図
建築現場では、設計の際に意匠図・構造図・設備図の3つに分類される図面が作成されます。
意匠図
意匠図は建物全体の形態や間取りなどのデザイン(意匠)を伝えるためのものであり、建物をさまざまな角度から見た図面のことです。
意匠図には以下のような種類があります。
配置図
配置図は、建物の住所や位置を示すものです。
建物と道路との位置関係や地盤レベル、敷地内に建物が配置されている位置などが明記されています。
平面図
建物を各階ごとに水平に切断して真上から見下ろしたときの図面です。
間取りや部屋の用途、面積、作りつけの家具などを表すためのものになります。
断面図
断面図は建物を垂直に切断し、その断面を横から見たときの図面です。
建物の高さや天井位置、窓の位置などを表すためのものになります。
立面図
立面図は建物の外側から真横に見たときの図面で、東・西・南・北の4方向から見た建物の外観を描きます。
屋根伏図
屋根を上から平面的に見たときの図面であり、屋根の形状や勾配方向などが表されています。
展開図
展開図は、各部屋の中心から4方の壁を見たときの図面であり、各部屋の天井高やドアの位置、窓の位置、設備器具、家具の位置などが確認できるものになります。
天井伏図
天井伏図は天井を下から見上げた図面であり、照明器具の配置や空調機の吹出口の配置、天井にはどのような材料が使用されているかなどが示されたものになります。
求積図
求積図は言葉の通りですが、敷地や建物の面積を求める際に使用される図面です。建物を建てる際には、敷地面積に対して建てられる建物の面積が定められているため、この図面が必要になります。
矩計図
建物を部分的に垂直に切断して、建物の高さや基礎の高さ、それぞれの階の高さ、各部分の材料などが記されている図面です。また、基本的には1/20~1/50の縮尺で作成されることが多くなります。
階段詳細図
階段の納まりを詳細に示すための図面で、階段は複雑になることが多くありますので、階段詳細図が必要になります。
平面詳細図
平面図をより大きな縮尺で描かれた図面です。各部屋の大きさや、窓や入口などの建具の寸法も記されています。さまざまな寸法が記されていますので、納まりが厳しいものをチェックする際には便利です。
建具表
窓や出入口などの建具が使われている場所や形状、サイズ、材料などが描かれた図面です。
雑詳細図
建築設計の各プロセスの最終段階で必要とされる図面であり、家具などの建物のディティール部分の構造が描かれた図面です。
構造図
柱や梁などの構造部材の大きさや配置されている位置など、建物を建てるため情報が記されており、構造図には以下のような種類がございます。
詳細図
建物の詳細な部分の納まりや材料などを表す図面で、50分の一、30分の1、20分の1などの縮尺で描かれることが多くあります。
伏せ図
建物を水平に切断して、上から見下ろし形の平面図で縮尺は1/100もしくは1/50で描かれることが多く、構造材の組み方が分かる図面です。また、伏せ図には基礎伏せ図、小屋伏図、床伏図などの種類が存在します。
軸組図
建物の構造体が垂直方向に表現され、各壁面ごとに柱・梁・筋交などの軸組の位置を示すための図面です。
標準図
設計の基本となる納まり等の情報が記されています。
設備図
設備図とは、電気や給排水、ガス、冷暖房などの配管・配線図のことであり、
一戸建てであれば、電気設備図や空調換気設備図、給排水衛生設備図、消火設備図などがあります。
建設会社で主に使用されているCADソフト
Jw-cad
Jw-cadは日本の建築士によって開発されたソフトであり、国内の2次元CADではAutoCADに次ぐシェア率を誇っていると言われています。このソフトは2次元汎用CADのフリーソフトであり、企業が手軽に導入することができるため、CADの導入を検討中の企業様は試験的に利用することができます。また、フリーソフトでありながら基本的な機能に加えて、簡単な操作性で精度の高いCAD図面が作成できるというものです。
AutoCAD/AutoCAD LT
AutoCADは、業界トップシェアを誇るAUTODESK社が開発した汎用CADソフトであり、AutoCADとAutoCAD LTとでは対応するCADの種類が異なります。AutoCADは2Dと3Dの両方に対応していますが、AutoCAD LTは2Dのみの対応となっており、双方とも建築・土木・機械設計などの分野を問わずに使用できます。
こちらは使用ユーザーが非常に多いCADソフトであるため、AutoCADに関する情報が多く出回ることに繋がります。インターネットでは学習サイトなども多数ございますので、スキルアップしたいという方にとっては学習しやすい環境が整っているということです。
また、AutoCADの特徴として拡張性が高いということがございます。業種や業界によって業務も異なってくるかと思いますが、拡張機能でAutoCADをカスタマイズするなどオリジナルに拡張できますので、業務において最適な図面作成が実現可能になるのです。
VectorWorks
Vectorworksは、Nemetschek Vectorworks社が開発する汎用CADソフトであり、2Dや3D・プレゼンテーション・データベースなどの豊富な機能が揃っています。また、こちらのソフトは直観的な操作で設計から3Dの完成パース図まで作成することが可能です。
そしてVectorworksには、それぞれアーキテクト、ランドマーク、スポットライト、デザイナーと呼ばれる「ベクターワークスデザインシリーズ」という4種類の製品がございます。BIM機能が搭載され建築設計に特化したアーキテクト、土木・造園設計に特化したランドマーク、あらゆる照明のデザインに特化したスポットライト、そして建築や土木などの様々な分野のデザインワークに適したデザイナーに分かれているのです。
REVIT
REVITは、Autodesk社制のソフトであり、BIMソフトの代表格として世界中から高いシェア率を獲得しております。
そして、このソフトは1つのBIMモデルから建物などの計画や設計・構築・管理までを行うことが可能です。また、ワークシェアリング機能というものを利用することで、1つのBIMモデルに複数人のユーザーが同時にアクセスして、変更や修正を加えることが出来ます。
Inventor
Inventorは、AUTODESK社が開発する3D-CADソフトです。
こちらのソフトには、様々な機能が搭載されており、パソコンの画面上で3Dモデルの作成が可能になるなど、3Dを元にした図面の作成やシミュレーションが行えます。
また、AutoCADやREVITなどのAUTODESK社のCADソフトと組み合わせて使用できるという特徴もございます。
BIMと3D-CADの違いについてはこちら。
(株)Joh Abroadでは、建設・住宅業界のYouTube・Instagramによる集客支援(ホームページを検索結果の1ページ目に表示させる)やベトナム人人材(外国人技能実習生、特定技能、エンジニア)の紹介、ベトナム人の免許取得支援、ベトナムCADセンターにて建築CAD図面作成代行を行っております。
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