あなたはSEOとMEOの違いをご存じでしょうか。 どちらも検索エンジンに最適化させることで上位表示させるという点では同様ですが、SEOとMEOでは上位表示させる対象が異なります。
まずSEOとは、「検索エンジン最適化」のことを言い、サイトをGoogleやYahoo!等の検索エンジンに理解・評価されやすくすることで、WEBサイトを検索結果に上位表示させることを意味します。対してMEOは、「マップ検索エンジン最適化」ということであり、Googleマップに掲載する自社のビジネス情報や店舗情報をマップ検索エンジンに最適化させることで、Googleマップでの検索結果においてGoogleマイビジネスを上位表示させることを言います。
今回は、地域工務店や住宅会社がMEO対策を行うことの理由やメリットをご説明したいと思います。
地域工務店・住宅会社のMEO対策は必須?
MEOはGoogleマップでの検索結果においての上位表示というようにご説明しましたが、Googleでの自然検索においても大きな影響を及ぼします。
上記をご覧いただくとお分かりになるかもしれませんが、Googleマップは自然検索よりも上位に表示される傾向があるため、グールマップの方が自然検索よりもユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。
Googleマップに表示される店舗については、業種やサービス名のみで検索した場合と地域を含めた検索とでは、上位表示される店舗が異なります。業種やサービス名のみで検索した場合は、ユーザーの現在地から距離の近い店舗が表示され、地域を含めた検索方法であれば、検索キーワードの地域と関連性の高い店舗が表示されるのです。
Googleマップで自社の店舗情報を上位表示させるメリット
(引用元:なぜ(ほとんど)あなたがGoogle CTRについて知っていたすべてがもはや有効ではない - SISTRIX)
上記データによると、検索結果に1位表示されているサイトのクリック率が28.5%と30%近くあるということですので、自然検索よりも上位表示に表示されるGoogleマップの1位から3位に自社の店舗情報を表示させると、自然検索の1位表示のクリック率と同等かそれ以上のクリック率を得られることが予想出来ます。 そのため、Googleの検索結果に上位表示させることは、ユーザーに自社を認知してもらい、自社サイトの流入数を増加させるための手段として効果的であると言えます。
来店を促すための情報をユーザーに与えることができる
Googleマイビジネスを利用することで、
①会社名 ②住所 ③電話番号 ④営業時間 ⑤写真 ⑥口コミ ⑦WEBサイトのURL
という情報をユーザーに与えることが可能になります。ユーザーが店舗を探す際の目的は人それぞれ異なりますが、「電話をかけて来店方法についての確認をしたい」「店舗までの経路を知りたい」「何時まで営業しているのか」「施工事例を見たい」「会社の評判を知りたい」「会社の詳細情報を知りたい」といった目的を持つユーザーが必要としている情報を網羅していますので、来店を考えているユーザーにとってGoogleマップというのは便利なツールなのです。
見込み顧客へのアプローチ
「地域名+工務店」「地域名+注文住宅」などの「地域名+サービス・業種」で検索するユーザーは、住宅の購入を検討している・直接店舗への来店を考えているという少なからず住宅購入に興味を持っている方が多いと想定できます。そのため、Googleマップで上位表示させると、住宅購入を検討中でどの店舗を利用するかを選別している状態のユーザーにアプローチすることが出来ますので、自社の店舗へ来店される、問合せ・資料請求等のコンバージョンをより効率的に獲得できるというのがMEOのメリットではないでしょうか。
また、地域名を含めずサービス・業種のみのキーワードで検索したユーザにも「近くに店舗があるから一度住宅購入の相談をしてみようかな」という想いを抱いてもらえる可能性がありますので、ユーザーが自社の家づくり勉強会に足を運ぶきっかけにもなると考えます。
MEO対策をする上での注意点
ユーザーから口コミをもらうということはGoogleマップに上位表示させるために重要なことではありますが、ネガティブなコメントをユーザーが投稿するかもしれないということも想定しておかなければ、ユーザーの自社に対するイメージが悪くなる恐れがあります。 故に、自社のイメージ低下を防ぐためには、ネガティブなコメントにはもちろんのこと、ユーザーからコメントが来た際には返信するということが重要になるのです。
ローカル検索で上位に表示させる方法
ローカル検索とは、「三重県+工務店」というように特定の地域や場所に関連するキーワードを含めて検索することで、それに適した検索結果を表示させることを指します。
Googleのローカル検索で検索結果に上位表示させる方法 ローカル検索結果のランキングが決定される仕組みとして、
主に関連性・距離・認知度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。
という内容がGoogleで明記されています。
【関連性】
ユーザーの検索ワードに対して、Googleビジネスに登録されている内容とどれだけ関連性が高いかが指標になります。 そのため、あなたの会社で集客対象としているユーザー像を明確にすることで、ユーザーが検索しそうなキーワード設定をする必要があります。キーワード設定は、キーワードボリュームを確認し、実際にユーザーが検索しているのかを確認してから行いましょう。
【距離】
ユーザーがGoogleで検索した際の位置情報に基づき、どれだけ検索時の位置情報から店舗が近いかが指標になります。 距離の要素において企業側が何か対策を施すということは出来ませんが、工務店・住宅会社も集客対象の地域とは全く関係のないユーザに認知される必要性は低いと思いますので、特に不都合はないと考えます。
【認知度】
あなたのビジネス情報がどれだけ広く認知されているかが指標になります。 これは、オンライン上の認知度のみならず、オフラインでの認知度も考慮されますので、ネット上ではあまり有名ではないが、オフラインでは広く認知されているという場合はローカル検索結果において上位表示されやすくなります。 オンライン上でローカル検索結果の上位表示に影響するものとしては、口コミ数・WEB検索結果での掲載順位等が挙げられます。 つまり、MEO対策はSEO対策と併せて行うことで、より高い効果を発揮するということであり、MEO対策とSEO対策を同時に行うことが理想とされています。
MEOの詳細についてはこちらをご覧ください。
【MEOの意味とは?】WEB検索結果で上位表示のコツ|建設・工務店のホームページ集客
まとめ
住宅会社が、MEO対策を行うことは集客手段の1つとして効果的であるため、あなたの会社でもMEO対策を検討してみませんか。特に地域密着型の工務店等の住宅会社では、自社の住所地をキーワードとして検索された際に上位表示されるため、集客対象の地域にお住いのユーザーや集客対象の地域に家を建てることを検討中のユーザーにアプローチすることが可能です。
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